カナダは、カナダ・米国・メキシコ協定(CUSMA)の正式な見直しが始まる前に、米国に対して貿易上の譲歩を提示することはないとしている [2]

この姿勢は、ドナルド・トランプ大統領が米国が同協定から離脱する可能性を示唆し、北米のサプライチェーンと経済的安定に不確実性が生じている中で示された。

カナダ・米国貿易担当大臣のドミニク・ルブラン氏は、トランプ政権が協定から離脱する意向であるという証拠はないと述べた [1]。大臣のこの発言は、三カ国間貿易協定の将来を巡る緊張状態が続くなかで行われた。

ルブラン氏は、見直しプロセスが始まる前に米国に譲歩は提供しないと明言した [2]。また、ワシントンでの外交的関与を控える中、カナダの立場は揺るぎないとしている。

CUSMAの審査まで残り1カ月となるなか [3]、ルブラン氏は交渉を再開させるため、ワシントンへの実務訪問を予定している [3]。この訪問は、関係を安定させ、条約の存続に関する米国の立場を明確にすることを目的としている。

ルブラン氏は、「トランプ政権がCUSMAからの離脱を検討しているという兆候はない」と述べた [1]

米国の行政府による強気な言辞があるものの、ルブラン氏は次回の訪問を通じて協定を維持させる意向だ。また、離脱の可能性は低いと考えており、先制的な譲歩を行うのではなく、見直しプロセスこそが貿易条件の調整を議論する適切な場であるとしている。

ルブラン氏は、「火曜日にワシントンへ向かい、CUSMAに関する交渉を再開させる」と述べた [3]

「カナダはCUSMAの改定を開始する前に、米国に譲歩を提示することはない」

カナダ政府は、米国の離脱を回避するための「切り札」的な譲歩を拒否することで、規律ある忍耐戦略を採用している。すべての交渉を正式な見直しのタイムラインに結びつけることで、米国が離脱の脅しを利用し、協定の確立された法的枠組みの外で一方的な利益を得ることを防ごうとしている。