ワシントンD.C.にあるリンカーン記念堂の反射池で、数百万ドルを投じた改修工事の直後、藻の大量発生と塗装の剥がれが発生した。
このプロジェクトの失敗により、施工の質や改修に用いられた調達プロセスに疑問が投げかけられている。同池は米国の首都における中心的なランドマークであるため、急速な劣化は公衆および政治的な厳しい監視の対象となっている。
ドナルド・トランプ大統領は、この改修を最優先プロジェクトとして始動させた [1]。工事を迅速に完了させるため、政権は競争入札を行わない「随意契約(no-bid contract)」を採用した [1], [2]。プロジェクトは2026年5月中旬に完了した [2]。
完了後、池に水が満たされ、底面は青色に塗装された [1], [3]。しかし、再開からわずか数日で、藻の成長により水が緑色に変化した [1], [5]。また、底面の青い塗料や素材が剥がれ始めたという報告もある [3], [6]。
プロジェクトの最終的な費用については、報告によってばらつきがある。改修費に1,500万ドル近くかかったとする報告がある一方で [1], [2]、1,400万ドル [4] または1,300万ドル [3] と記載する情報源もある。
劣化は、工事が完了した直後にほぼ同時に発生した。一部の報告では、プロジェクトが完了としてマークされてから数日以内に問題が顕在化したと指摘している [1], [5]。
“藻の成長により、水が緑色に変化した。”
注目度の高いプロジェクトを急がせるために随意契約を利用することは、費用対効果と品質管理を確保するために設計された標準的な競争入札プロセスを回避することを意味する。塗装の剥がれや藻の発生といった構造的・審美的な欠陥が急速に現れたことは、完了までのスピードを優先した結果、長期的な耐久性や適切な材料選定が犠牲になった可能性を示唆している。


