Razorpayは、新規株式公開(IPO)の提案に向け、インド証券取引委員会(SEBI)に目論見書(Draft Red Herring Prospectus)を非公開で提出した [1], [2], [3]

この動きは、インドへの「リバースフリップ(本社回帰)」を経て、成長を加速させるための公的資金を求める同社にとって、大きな転換点となる。今回の申請は、国内株式市場に恒久的なプレゼンスを確立するという同社の戦略における重要なステップとなる。

調達規模の正確な額については報告によってばらつきがある。一部のソースでは5億ドルから6億ドルの調達目標を掲げているとされる一方 [1]、別のソースでは6億ドルから7億ドルの間としている [2]。現地通貨ベースでは、470億ルピーから570億ルピー [4]、あるいは500億ルピーから600億ルピーに達するという推定もある [3]

同社の時価総額は約50億ドルから60億ドルに達すると予想されている [2]。この評価額は、事業規模の拡大と直近の財務実績を反映したものだ。2025年度において、Razorpayは収益が65%増の378億3000万ルピーに達したと報告している [1]

Razorpayは2026年にIPOを実施する意向だ [4]。非公開での申請プロセスにより、同社は詳細を市場に公開する前に、規制当局と調整して提供内容を精査することができる。この手法は、市場の変動やタイミングを管理したい急成長中のテック企業の間で一般的になりつつある。

「リバースフリップ」として知られる企業構造のインド回帰により、同社は現地の規制環境に適切に対応できる体制を整えた。調達した資金は、製品ラインナップの拡充や、インドのデジタル決済市場におけるシェア拡大に充てられる見通しだ。

Razorpayは、インド証券取引委員会に目論見書を非公開で提出した

今回の申請は、インドのスタートアップが国内上場に向けて本社を海外からインドに戻す「リバースフリップ」という広範なトレンドを強調している。2026年のデビューを目指すことで、Razorpayはインドのデジタル経済の成長と、高成長フィンテック資産に対する現地投資家の意欲の高まりを捉えるタイミングを計っている。