パキスタン陸軍参謀総長のアシム・ムニール元帥が、ドナルド・トランプ米大統領との会談のため、首相に同行してワシントンを訪問する見通しだ [1], [2]。
この外交的な動きは、不安定な地域の安定化に向けてパキスタンの軍指導力を活用するという、米国の中東および南アジア戦略における潜在的な転換を示唆している。陸軍参謀総長が関与していることは、今回の働きかけの主眼が治安維持および軍事協力にあることを示している。
報道によると、トランプ大統領はムニール元帥を「お気に入りの元帥」と呼んだという [1]。会談は来週に予定されている [2]。
協議の中心的な目的の一つは、米国によるイランとの緊張緩和への取り組みである。トランプ政権は、米国とイラン政府の間の仲介役としてパキスタンの協力を求めていると報じられている [1]。
イラン問題以外に、米国はガザに関連する部隊へのパキスタン軍の派遣の可能性を模索している [3], [4]。この要請は、パレスチナ自治区における治安維持活動の負担を地域のパートナーと分担したいという意向を強調するものだ。
シェバズ・シャリフ首相に加えてムニール元帥が同行することは、パキスタンの外交政策における軍の有力な役割を浮き彫りにしている [2]。文民指導者と軍の権威を組み合わせたこの「二段構え」のアプローチは、パキスタンの治安装置を掌握する意思決定者への直接的なルートを米国に提供することを目的としている [4]。
潜在的な合意の具体的な条件は明らかにされていないが、仲介と部隊派遣に焦点が当てられていることは、二国間関係に対する取引的なアプローチを示唆している [4]。
“トランプ大統領はムニール元帥を「お気に入りの元帥」と呼んだ”
今回の関与は、米国が地域危機に対処するため、実利的な軍主導の外交を優先していることを示唆している。ムニール元帥を起用することで、米国はパキスタン軍が国家の外交政策、特にイランとのハイリスクな仲介やガザへの治安維持貢献における最終的な決定権を持っていることを認めていることになる。


