ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を使用した天文学者たちが、「ピンクの惑星」としても知られる系外惑星GJ 504bを囲む塩の雲を発見した [1, 2]。

この発見は、これほど低温の天体では想定されていなかった化学組成を明らかにしたことで、既存の惑星大気モデルに一石を投じるものである。今回の知見は、深宇宙において惑星質量伴星がどのように形成され、進化するのかについて新たな洞察を与える。

ノースウェスタン大学の天体物理学者アニッシュ・バブルジ氏が率いる研究チームは、分光分析を用いて大気を調査した [1, 3]。データからは塩化ナトリウム粒子と一致する吸収特性が検出され、これが塩の雲の存在を示している [1, 3]。

バブルジ氏は「非常に驚いた」と述べた [1]

おとめ座の方向に地球から約57光年離れた場所に位置するGJ 504bは、2013年に初めて発見された [1, 2]。一般的に惑星と呼ばれているが、技術的には「惑星質量伴星」に分類される天体である [1]

バブルジ氏によれば、この環境で特定の粒子が存在することは異例であるという。「雲は塩の粒子で構成されており、このような低温の惑星質量伴星で想定していたことではありませんでした」とバブルジ氏は語った [2]

2024年6月に発表されたチームの知見は、膨大な距離を隔てて特定の化学的サインを検出できるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の精度の高さを強調している [1, 2]。これらの塩を特定することで、研究者はピンク色に彩られたこの世界の周囲にある大気の温度勾配や圧力勾配をより深く理解することが可能になる。

「非常に驚いた」

GJ 504bにおける塩化ナトリウムの検出は、系外惑星の化学的多様性が、これまで理論化されていたよりも広いことを示唆している。この温度の天体において塩の雲は想定外であったため、今回の発見により、天文学者は惑星質量伴星や低温ガス巨星を分類するために使用される大気化学モデルの修正を迫られる可能性がある。